パキポディウム属 グラキリス実生育成記録①

私が多肉植物にはまるきっかけになったパキポディウムグラキリス。実生で育ててみたいと思っていたのですが、人気があるためなかなか種が手に入りませんでした。販売サイトで見つけてもすぐに品切れになってしまい、諦めかけていましたが、今回運よく初めて種を入手できました。タイミングがよかったこともあり、どうせならと250粒仕入れました。どのくらい芽が出てくれるのか、今から楽しみです。

事前準備はこちらの記事を参照ください。

多肉植物実生 播種前の準備について

播種~発芽の過程

2021/6/8

350粒を播種しました。種は半分をダコニール液に一晩浸け、もう半分はダコニール液にメネデール液を混ぜたものに一晩浸しました。ここから腰水で管理していきます。種は鮮度が命なのかなと感じていますが、どのくらい芽が出てくれるか期待と不安が入り混じります。

2021/6/10

 グラキリス

2日が経ちました。まだ6月だというのに連日夏日を記録するほどの暑さが続き、日差しも強いため薄い遮光ネット(遮光率20~30%)をかけてベランダで管理しています。風通しは良好です。まだ変化はありませんが、気長に待ちたいと思います。

2021/6/17

きました!播種から11日目。小さいながらも発芽を確認です。全部で200粒撒いたので発芽率1%です笑
同時期に撒いたアガベは2,3日で発芽と成長が速いため、正直グラキリスはダメか?と焦っていました。さらに気温も高くなってきたので、ここからさらに芽がたくさん出てくることを祈りたいと思います。ひとまず嬉しい!

2021/6/21

グラキリス
グラキリス

前回確認からさらに4日後。弱弱しい芽もありますが、だいぶ増えてきました。現時点で200粒中70粒の発芽を確認しています。中には幹っぽくなってきたものも。このまま腰水管理継続です。

2021/6/27

グラキリス

屋外の腰水管理をしてきたグラキリスですが、梅雨で曇りと雨の日が続き、土が苔のようなもので緑色になってきてしまいました。全てのポットではなく、栄養素の高い多肉サボテン用土を使っていたポットで、特に汚れが目立ちます。腰水に使うトレーの水は3日に1度くらいのペースで入れ替えもしていますが、この時期だからなのかどうしても水の汚れがひどくなってしまいます。
発芽してまだ数週間と、植え替えには時期が早いのですが、このまま放置しておくわけにもいかないため、汚れのひどいポットの芽は、新しい用土へと移すことにしました。

根の状況はこんな感じ。中にはこの3倍ほど根が出ていたものもありました。茎の部分はぷっくりとしていて塊根ぽく、かわいいです。

しっかりと根が張るようにピンセットで慎重に新しいポットへと植えていきます。本来はもう少し腰水で管理したいところですが、雨予報がしばらく続くため、腰水をやめてみます。天気を見ながら、朝晩の水やりで水切れしないように気をつけて育てていきたいと思います。

2021/7/2

パキポディウムグラキリス

少しずつ幹が太くなって、安定してきたようです。2週間前に数えた際は70粒が発芽していましたが、この間にさらに少し増えて、現在75粒の発芽を確認できています。早い時期に整理せずに、辛抱強く見守ることも大切ですね。

2021/7/21

パキポディウムグラキリス

梅雨が明けて1週間。晴天続きで一気に成長してきました。太く張りがある幹となり、ようやくグラキリスの原型といった感じです。この先も猛暑が続くようですが、すぐに水が乾いてしまうため、夏の間はこまめな水やりで管理していきたいと思います。

2021/8/9

6月に蒔いたグラキリスは順調に育っています。それでも水分多めで管理しているため、どうしても土が苔や藻などで汚れてしまいます。あまり頻繁に植え替えするのもよくないのですが、1つだけ汚れがとても目立つポットが出てしまったため植え替えを行いました。

パキポディウム グラキリス

今回植え替えを行ったのはこちらの4つの苗です。しっかりと根が張っており一安心。ここからどう成長するのかは育て方次第ですが、現時点では若干縦長なのかなという印象です。ある程度の形になってきたので、ここからは遠慮なしに日光にガンガン当てて成長を促したいと思います。

グラキリス実生
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